ATOMica Interview-vol.1【株式会社グッドエレファント】代表取締役 村岡 雄史氏

村岡 雄史氏【株式会社グッドエレファント 代表取締役】
1982年生まれ。都城出身。プライベートでは5歳、3歳、1歳の3児の父。

グッドエレファントを立ち上げて4年。笑顔で、今が一番忙しいと語ってくれた村岡さん。現在に至るまでの経緯や、経営していく中で大切にしてること、本事務所を構えつつも、社員全員でATOMicaを利用してくださる理由など、たくさんのお話をお伺いすることができました。

良い映像、作ってます。

 現在は動画広告をメインに制作しています。もちろんWEBの制作も行っていますが、時代の流れ的にも動画の依頼が多いです。

 会社名の由来についてお話すると、会社を立ち上げることが決まった当時、息子が象が好きだったんです。それで「エレファント」を入れようかなと考えたのがきっかけ。エレファントに合う言葉を探していって落ち着いたのが「グッドエレファント」でした。この名前、意味わかりますか?『グッドエレファント→良い象→良い映像』っと、きちんと意味も持たせてあります(笑)

 この会社は、もともと自分が勤めていた会社で、とあるきっかけで2015年に買い取らせて頂き、代表を務めることになりました。でも、その当時の経営状況は決して良いと言えるものではなく…実は、会社の通帳に2,000円しか残っていないことすらありました。しかも、次の日は社員の給料支払日!その時は早めに策を打っていたこともあり、なんとか乗り越えられましたが…。今だからこそ「すごいなぁ」と笑いながら振り返ることができますけど、そんな時期もあったんです。

強みは「前のめり!」

(イベント登壇する村岡さん)

 ありがたいことに、今は多くのお仕事を頂く機会に恵まれています。会社の成長のため、新しいことに挑戦するために今年は採用もガンガン進めていて、年内には5人ほどメンバーが増える予定です。でも、ただ単に「人数を増やしたい」と思っているわけではなく“何ができるか”をベースに考えています。

 自社の強みは『前のめり!』な姿勢ですね。社内でもそれを文化としてプッシュしています。「一年前と同じことをするな」と、ずっと言い聞かせていますし、みんなそれをしっかり理解してくれていて。毎年同じことをやり続けるのは、一切成長していない証。それに“安定”って特に我々の世界ではないものだと思っています。

 今の時代って、絶対チャンスじゃないですか。上がる波に乗るだけでいい。でも、それを難しいと捉えるのか、チャンスと捉えるのかっていう視点が大事だと思うんです。人間には解釈グセがあるので、それを直す意味も込めて社員には研修を受けてもらっています。

マイナスの感情をモチベーションに変えて。

(現在、ローカルビジネス集客講座の講師を担当)

 以前勤めていた会社で、チーム内で意見の食い違いが起きたんです。行き詰まっていた時、自分の考え方を変えてくれたのが会社が用意してくれた研修でした。研修の中で「自分を理解してもらいたい時は、まずは人を理解しよう」と言われたんです。この言葉がすごく刺さりました。確かに当時の僕は、周りに対して「お前ら理解しろ!」くらいに思っていたなと、その研修を受けて気づいたんです。思考が変わったことで仕事のやり方も変わり、結果的に当時の仕事も順調に進むようになりました。その体験があったので、将来自分の会社を持った時にも社員には研修を受けさせたいとずっと思っていていました。そして今年からやっとその思いを実現。研修にもかなり力を入れられるようになりました。

 社員だけではなく僕自身も様々な勉強会に参加していて、新しいことを学ぶたびに自身の成長を感じています。そして、県外に出張した際は空いた時間で映画館に行くことも多いです。都会の映画館は規模が大きく迫力があるので新しい気づきを得られます。あとは音楽ライブの予定に合わせて出張スケジュールを組むこともあります。最近のライブってかなりハイレベルな映像技術が使われているんですよ。すごくいいものを見たときは、猛烈に嫉妬します。「なんで自分にはこれができないんだ!」って。とてもいい刺激になって、もっとがんばろうという気持ちが湧き上がってきます。

もっと自由に働けるために。

(グッドエレファントの社員)

 働き方を変えたい、ということはずっと前から考えていました。僕らの仕事って会社に来るかどうかは実際のところ関係なくて、パソコンとネット環境があれば問題なく業務をこなせてしまうんです。確かに、社員間のコミュニケーションは取らないといけないけど、同じ場所にいなくてもそれができたら、通勤の時間は減るし、例えば台風の時に来ないといけないリスクだって減らせる。何より働き方が楽になると、生活も楽になる。自分を含め、みんなの使える時間が増えます。

 それに、どこで仕事をしていても会社として1つの仕事ができるようにならないと、今の時代強い会社にはなれないとも思っています。スタッフが増えれば、オフィスのスペースや机・椅子も確保しないといけない。でもオフィスの拡張にお金を使うのはもったいない、そもそも必要なのかな?って。そんなことより、もっと有益なことに資金を使いたかった。

 そんな時にちょうどATOMicaができました。今日も、社員全員で利用させてもらいましたが、まずはATOMicaで「会社以外でも、きちんと仕事をする」ことに慣れてもらいたいと思っています。そして、会社以外でも仕事ができるようになってきたら、来年以降は今のオフィスも使えて、ATOMicaも使えて、自分の家でやってもいいよっていう状況にしていきたいです。その流れが上手く完成したら、将来、例えば「グッドエレファントでも働きたいけど東京にも行きたいみたい!」というスタッフが出てきたとしても、柔軟に対応できます。土地で縛られない働き方もできるようになればいいなって。もうね、やっぱり自由になりたくて!(笑)いろんな制限が勝手にかかってくることに対して、どうして?と、いつも思っています。

 今後の流れとしては、秋口ぐらいから「月に3回ATOMicaで仕事して来なさい」から、

年内に人も増えてくる予定なので「来年からはATOMicaの個室を一つ借りて」プロジェクトごとに活動場所を分けるのもいいのかなって思っています。それが今描いてる近い未来の構想です。

 今後も、グッドエレファントは様々なことにチャレンジしながら成長し続ける会社でありたいです。VR/AR映画館みたいなものもやりたいし、海外進出も視野に入れています。年齢を重ねて、振り返った時に「いい人生だったなぁ」と思えるように、これからも前のめりに突っ走って行こうと思います。

いつも優しい笑顔の村岡さん。人への接し方が柔らかく、また様々な知識もお持ちで、お会いするたびに多くのことを学ばせて頂いてます。インタビュー中も終始楽しくお話してくださる姿が印象的で、たくさんのエピソードをお伺いすることができました。村岡さん、これからもどんどん新しいことに挑戦していってください!さらなるご活躍を、ATOMicaスタッフ一同楽しみにしております。

インタビュー・文

ATOMica 黒木佑貴乃

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