驚いた話

こんにちは!コミュニティマネージャ―の日永です。

早速ですが、「スタッフ日記」の順番がまわってきました。

今日は少し思い出話をしたいと思います。かれこれもう35年も前の話です。

当時中学1年生だった私は夏休みを利用してアメリカ合衆国にホームステイに行くことになりました。

当時、熊本市の公立中学校に通っていたのですが、熊本市内の中学校から応募して集まった30人くらいの人たちが一緒にホームステイに行きました。

昔は英語を習い始めるのは中学1年生からだったので、私以外に1年生はおらず、3年生の女子一人を除けば残りは全部2年生でした。

集まった学校の顔触れはまちまちでしたが、一番多かったのは熊本大学教育学部附属中学校の子たちで、半数近くを占めていた覚えがあります。

さて、出発前のオリエンテーションや東京で一泊したあたりまでは全員仲良くやっていた気がするのですが、アメリカに着いてしばらくした頃からみんなの関係は段々ぎくしゃくしてまいりました。

中学2年生といえば、反抗期真っ盛りですし、当時は全国的に問題児も多かったですからね。

仲のいいグループが出来始め、引率の先生に反抗的な態度を取るようになり、こともあろうにお世話になっているホストファミリーに対してまで反発する人たちが現れました。

私は学年も違うのでそんな彼らに対して一歩引いた態度で接しておりましたが、日本や日本人を貶めるような態度に腹を立ててもおりました。

中でも自分たちを「ヤク組」と称し、迷惑を掛けまくる5人組とは途中からほとんど口も利かなくなっていました。

移動のバスでは一番後ろに座り、お揃いのゴーストバスターズTシャツを着て、傍から見るとそれはもう滑稽に思っていました。他の参加者を威嚇したりホストファミリーとケンカしたり、持ってきたお小遣い300ドル(当時7万円くらい)を使いきり送金してもらったり、と、、、

その中のボスに「あっぷ」というあだ名の男子がいました。苗字からついたあだ名でもあり、ややアゴがしゃくれていたためだと思います。

あっぷは附属中の子で体も大きく、ちょっとイケメンだったのでそんな彼らのリーダーとして振舞っていました。

私はそこまで被害を受けませんでしたし、帰国後にたまたま会った時には結構なつかしくて親しく話したりもしたので今となってはそんなに悪い印象はありません。

しかし、本来なら楽しくて仕方なかったはずのホームステイをイヤな気分にさせられたことは35年経った今でも忘れません。数年前のことです。

こんな風につらつらと昔のことを思い出していて本当にすごく久しぶりにアメリカでのホームステイのことを考えていた時のことです。

あっぷのことまで考えが及んだ時に、唐突に「あれ?あっぷってあいつじゃね?!」と思い至ったのです。

私は大急ぎで実家に向かい、当時の写真を引っ張り出して愕然としました。そこには私がよく知る人物が「あっぷ」として映っていたのです。

さて、ここでクイズです。「あっぷ」として私が記憶していた男の子は果たして誰だったのでしょうか???

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